煮干しの一押しVOCALOID曲

VOCALOIDの話題や気になった事を書こうと思います

妄執から起きた心のせめぎ合いを歌うVOCALOID曲

こんにちは こんばんは 煮干しです。

 

 トルコの支持の表明によってスウェーデンNATO入りがほぼ確実になりましたね。 正式なNATO入りの日程は明確にしてませんが、これによってNATOの加盟国は今年の四月に正式加盟したフィンランドを入れて32カ国になりました。安全保障の仕組みが大きく変わることになり、今後の日本の安全保障の動きが、世界から注目を浴びる事は必至で、個人的な予想ですがNATO入りも視野に動く可能性も有るんじゃないと睨んでおります。(以前にも同じ事書いた?w)それでは、312曲目の紹介をちょっとした物語をお送りしたいと思います。

 

 

 まず始めに、この物語はフィクションです。物語の中に登場する個人名、団体名、会社名は架空の物であり実在する個人、団体、会社とは関係ありません。

 

※題名や挿絵にBing Image Creatorを使用しました

 

曲の紹介は下の方にあります!物語を飛ばしても構いません。

 

 

 

 「へー、窓からの眺めは結構いいですね」とあどけなさが残る女性が言った。彼女は今年の春から大学に通うために、上京して一人暮らしをする部屋を探している。「はい、弊社のおすすめポイントの一つです!、セキュリティも万全ですし、最寄り駅まで徒歩5分の好物件ですよ!」と私は考えられるセールスポイントを捲し立てた。「うーん・・どうしようかな・・」と彼女は決めかねている様子だ。私の勘があと一押しだと告げていて、弊社が開発したとっておきを出す事を決意。そして、「お客様!、只今、弊社はホームシック対策キャンペーン中でして契約すれば、ネット代が半年タダになりますよ!」と私はダメ押しとばかりに言う。今の若者はネットは必須、魅力的に感じるはず。「えっ!?、本当ですか?、家賃も予算内だし・・決めました!、ここにします!」と彼女は輝いた目で決断。「ありがとうございます!、契約と詳しい説明を弊社で改めて致します、証明書と印鑑をご持参の上、お越しください」と私は契約の際に用意してもらう物が記されている用紙と粗品を彼女に手渡す。「ありがとうございます、後ほど、そちららに伺わせていただきます」と彼女は受け取り、「はい、心よりお待ちし・・」と私は最後の台詞を言いかけた時、固まった。彼女の肩越しに見える窓の景色の中に団子屋ののぼり旗がなびいていたのだ。「あの?、どうしました?」と彼女は急に固まってしまった私を心配する。「申し訳ありません、少々、失念していた事を思い出してしまいまして、改めて、お越し頂くのを心よりお待ちしています」と私はペコリとお辞儀。「はい・・、失礼します」と彼女は不審な私の行動に首を傾げ去った。あっぶねー・・、団子の事になると我を忘れてしまう・・気を付けねば・・。花より団子を字で行き、団子に何よりも目が無い私し事、本所・小百合は不動産屋に勤めているアラサー女子だ。

 

 お客さんの物件の案内を終えた私は、社用車の中で思案をする。どうしようか?、このまま会社に直ぐ帰ろうか?、しかし、このまま帰れば仕事を押し付けられそうな感じがする・・。いや、訂正する、本当は団子屋の、のぼり旗が気になるのだ。私って奴は団子が絡むと後先考えられなくなる。この狂おしい欲求には逆らえない。私は社用車から降りて、先程、物件の窓から見かけた団子の、のぼり旗があった場所まで行く。片側一車線の道路、歩道には桜並木があり、元は商店街があったのか、店舗を改装して住居にした様な建物の並びにそれはあった。町に一つはあるよねー、老舗って訳じゃないけどさ、地域に愛されている団子屋さん!。私は団子屋さんの前にウキウキな気分で立ち、ショーケースの中を覗くと、みたらし団子、よもぎ団子、あんこ団子、ずんだ団子、三色団子の計5種類の団子が並べてあった。ガラスケースの団子たちに睨みを利かせて、どれを食すか思案していると、「いらっしゃい、どれも美味しいですよ」と声を掛けられる。私は反射的に顔を上げると、年齢は70位のお婆さんがショーケースの奥に立っていた。「あ、そうなんですね!、どれにしようかなw、迷っちゃうw」と私は気さくに返す。女将さんの品の良さからこの店は当たりだと思わせた。団子屋は一期一会よ・・全て買ってしまおう!。決心を固めた私は、「すいません、全ての団子を一つずつお願いします」と言う。「ありがとうございます、少々お待ちを」と女将さんが慣れた手つきでショーケースの中から団子を取り出し、一本一本に油紙の様なものを包みそれを紙袋に入れる。(ほう、紙袋か・・最近はプラスチックの容器に入りれるのが主流だが、この店は中々渋いな)と私は感心していると、「はい、お客さん、合計で600円です」と女将さんは紙袋をガラスケースの上に置き値段を提示。私はすかさず、「あ、はい」と財布を取り出し、今年に発行されたキラキラな百円玉を六つをカルトンに置く。「はい、丁度頂きます、またのお越しを」と女将さんは私に紙袋を差し出した。「ありがとうございます」と私は紙袋を受け取り歩き出す。不動産屋の端くれである私は、紹介している物件の周辺の見取り図を頭に入れており、この近くに小さな公園がる事を知っていて、そこで団子を食べる事にした。

 

 公園に着くと、老人がベンチで猫と戯れていて、それ以外は誰もいない。私は公園の自販機でホットのお茶を購入して、空いているもう一つのベンチに腰を下ろす。さあ!、実食の時間よ!食べましょうか!。私の胸はときめかせ、まずは、あんこ団子を手にして、油紙を取り除き、串に刺さった団子を頬張った。その瞬間、口の中に優しいあんの甘さが広がり、それを程よい弾力を感じる嚙み応えの団子が受け止めて、和のハーモニーを奏でる。「う、美味い!、私の目に狂いは無かった」と私は思わず呟いた。突然の私の独り言に、老人と猫はビクッと反応してこちらを一瞥する。私はそんな一人と一匹に構わず、プッシュと缶を開けてお茶を一口飲むみ、はあー、このひと時の為に生きているわwと幸福に浸った。あっという間にあんこ団子を平らげた私は、次のターゲットを探す。うーん・・次は・・これに決めた!。私は草団子をチョイス。油紙をとると濃厚なよもぎの匂いが漂い、私の食欲を増進した。「頂きまーす」と私は満面の笑顔で草団子を頬張る。草団子のほんの僅かに感じる塩気と共によもぎの香りがして美味い!。さあ!次はもう決めている、ずんだ団子だ。紙袋からずんだ団子を取り出すと独特な枝豆の香りが私の鼻孔をくすぐり、口の中の唾液が分泌した。あーんと口を開け、乙女の恥じらいを忘れて、ずんだ団子にかぶりつく。塩気、甘さ、香、どれも百点満点だ!。さあ、この勢いに乗せて、次の団子に行こう。残りは・・みたらし団子と三色団子か・・。私は次の団子をどちらにするか迷った。最後はあっさりにするか、ガツンと濃厚な味で終わらせるか・・どうする?。私が思考を巡らせた、その時、「にゃあ」とベンチの横から先ほどまで老人と戯れていた猫が顔を出す。もう一つの老人がいたベンチの方を見ると、いつの間にか老人は姿を消していた。

 

 私は再び猫の方へ視線を戻すと団子が入っている紙袋に前足を伸ばして爪で引っ掛けて手繰り寄せようとしていた。「ちょっ、君!何するの!」と私は急いで紙袋を持ちあげて阻止をする。私に阻止された猫は眉間にしわを寄せ、目を細めて渋い顔。うわっ、猫が渋い顔をするのを始めて見たよw。私は未知との遭遇に気をよくして、「しょうがないなw、三色団子をあげよう」と猫に語りかける。当然、猫は私の言葉を理解をしている訳ではないが、表情とニュアンスで何かを期待して、目をキラキラさせた。私は三色団子の一つを串から切り離し、小分けにして、猫の前に差し出すと、猫は団子の匂いを少し嗅いで、パクリと食す。団子の美味しさを猫は理解をできるのだろうか?。私は猫の様子を観察していると、目を細めて懸命に団子を味わい食べている。すると、「にゃあ」と猫は食べ終わり一声鳴き、「美味しかったの?」と私が尋ね、「ぐるる」と猫は喉を鳴らす。そして、紙袋から香しい匂いがする物がまだあるだろうとばかりに、ベンチに飛び乗り、私を支えにして立ち上がり、紙袋の中身を見ようと迫った。私は咄嗟に立ち上がる。「これはダメ!、三色団子ならほら!」と私は残りの三色団子を差し出す。猫は差し出された三色団子には目もくれず、私が手にしている紙袋を注視。どうやら、猫は紙袋の中のみたらし団子をターゲットにした様だ。くっ、みたらし団子は車の中で食うか?。私が場所を移動する考えがよぎった瞬間、がしっと私の脛に猫がしがみついた。「ちょっ、止めなさい!、そんな爪を出してしがみつかれたら・・あっ!、ほら!伝線しちゃったじゃない!」と私はお気に入りのストッキングが猫の所為で伝線した事に嘆く。猫は私の表情とストッキングの状態を見て、あっ、やべっ、みたいな顔をした後、茂みに逃げ込んだ。くそ、お気に入りだったのに・・サボったからバチが当たったか・・、帰りにコンビニ寄って変えのストッキングを買おう・・。私はお茶を飲み干して、とぼとぼと社用車に戻り、車内でみたらし団子を食べて、コンビニに寄った後に帰社した。

 

 「只今、戻りました」と私が帰社と同時に同僚たちに声かける。「お疲れ様です」と同僚たちは私を一瞥もしないで、デスクに向かって自分の業務をしながら応えた。「お帰りなさい、先輩どうでした?」と今年入社の新人君がいの一番に仕事の進捗具合を尋ねて来た。「彼女、契約するって」と私は自分のデスクに荷物を置きながら返す。「良かったですね!」と新人君は自分の事の様に喜ぶ。そして、「本所さん、報告!」と元ラガーメンの恰幅が良い部長が一番奥のデスクから私に報告の打診をする。しまった、営業から帰った時は直ぐに報告するんだった・・。私は五年以上、ここで働いているのに失念してしまった自分を恥じた。「部長、すいません!、契約の約束を取り付けました」と私は手短に報告を済ませる。すると、「うむ、よろしい!、あっ、三時のおやつを皆で団子を食べたんだが、君の分は冷蔵庫に入れてあるぞ」と部長は報告に満足し、思いがけないご褒美を用意してくれた。「本当ですか?、ありがとうございますw」と私は早速、会社の給湯室にある冷蔵庫に向かう。冷蔵庫を開けると白地の紙袋にアカギ屋と記されていたものがあった。うおっ!?、こ、これは!アカギ屋のみたらし団子じゃないの!、何という僥倖!!、先程のトラブルを帳消しするわ!!。快楽物質であるドーパミンが大量に作られ、私はハイになった。私は自分の席に着き、アカギ屋のみたらし団子を袋から出す。アカギ屋のみたらし団子は、大きい楕円形の団子に軽く焦げ目が付いて、串に一つずつ刺してあり、更に、みたらしのタレがこれでもかとかかっている贅沢な一品だ。「うひょー、相変わらずゴージャスな見た目w」と私は歓喜の声を上げた。「お前、本当に団子が好きだなw」と斜め前の席の同期が一瞥して言う。「悪いw?、毎日食べても飽きないわ!」と私が返す。「うえっ、俺は団子を毎日食べるのは嫌だ」と同期は私の発言に拒否反応を示す。「団子の魅力を分からない何て、人生を損しているわねw」と私は勝ち誇り、みたらし団子にかぶりつく。みたらしの甘さに団子の焦げ目の香ばしさが合わり、千利休が提唱した、わびさびが口の中に広がった様だ。「おお・・美味し、美味し」と私が呟く。「先輩w、静かに食べてくださいよw」と隣で懸命に業務に当たっている新人君が苦笑い。「美味しいんだらかしょうがないじゃない」と私は一笑に付し、黙々とみたらし団子を食べて完食した。

 

 定時になり、皆が帰路に着く用意をしていると、「よーし!、今日は飲みに行こう!、行きたい奴は手を上げろ」と部長が声を上げた。従業員の皆はお互いの顔を見合い、状況の流れを観察している。飲みにケーション何て、今の時代にそぐわない。第一、お酒を好きだと言う人は、部長を含めてほんの僅かだ。部長の魂胆は分かっている。今年の健康診断で部長の尿酸値は異常値を叩きだしていて、奥さんに止められているのだが、会社の飲み会と言う免罪符があれば渋々、了承してくれるらしい。そのため、こうして度々、部長は強引に飲み会を開くのだ。私はお酒は余り好きじゃないので、「お先に失礼します」と言い、先陣を切る。だが、その時、「そうか・・今日は木こりの里で飲み会をやろうとしたのにな・・」と部長はわざとらしく、天井を見ながら呟く。私の足はぴたりと止まり、「木こりの里・・?、本当ですか?」と私は部長に尋ねた。「ああ!、そうさ!、今日は木こりの里に一席設けてあるぞ!、あそこは美味しい団子もあるらしいな」と部長は私の嗜好を刺激してくる。木こりの里、秋田の郷土料理を基本とした居酒屋なのだが、きりたんぽをアレンジしたあんこ団子があって、とても美味らしいのだ。「行きます」と私は即答したことによって、流れが変わり、気が乗らない面子も渋々了承し、全員参加になった。

 

 居酒屋、木こりの里は駅前にある雑居ビルの一階にあって、内装はノスタルジックを感じる昭和レトロな居酒屋で、全て座敷になっている。「えー、それでは乾杯!」と部長が音頭をとった。そして、私を含めた同僚も続いて、「乾杯!」と返す。「ぷはー、やっぱ生中は美味いなw」と部長は満面の笑みをしてとても幸せそうな感じ。さあ、これから慎重に行動をとらなければならない・・、何故なら、目的のきりたんぽ・あんこを美味しく食べるには、数々の試練を乗り越えなければいけなのだ。おっと、早速第一の試練が来た。「きりたんぽ鍋です!」と店員さんが私たちのテーブルに鍋を三つとトング、人数分の小皿とお箸を置く。鍋はなるべく食べてるふりをして、少量に押せえなければならない、それをするには・・。すかさず私はトングを握り、小皿を取って鍋の具を入れて、同僚たちに配り始める。ふははは、秘奥義!、鍋奉行の采配!。私は心の中で声高に技名を叫ぶ。鍋奉行の采配とは、率先して鍋の具を配る事によって、自分の食べる分をしれっと少なくする秘奥義だ。「おいw、おいw、本所さんw、女子力高い事をここでアピールしても意味無いぞw」と顔をほてらせて、部長が茶化す。うるさいぞ、ラガーメンよ、私は重要な任務中なのだよ。私は内心で毒を吐きながら、「部長w、アピールなんてしてませよw」と心にもない事を言って茶を濁した。

 

 私はきりたんぽをかじりながら周りの様子を伺う。部長を始めとした、アルコール大好き勢は生中を飲み干し、各々が飲みたい酒を注文して、それをチビチビ飲み始めていた。さあ、第二の試練が来る・・。「おいw、おいw、君たち、まだ生中を飲んでいるのw、よーし、ここは俺が飲みやすいお酒を頼んであげようw」と部長がメニューを見始め、「お姉さん!、巨峰酎ハイを五つlお願い!」と部長は、私を含めたアルコール苦手勢の為に勝手に注文をする。これは、完璧なパワハラ案件だが、場末の不動産屋にそんなお綺麗な文言は通用しない。ここで酔っ払ってしまうと目的のブツを味わう事が出来ない。そこで私は、「すいません、ちょっとお手洗いに」と私は一旦席を離れ、先程の店員のお姉さんに声を掛けた。「すいません、先程の巨峰酎ハイを五つ注文を一つだけノンアルの巨峰酎ハイに変えて下さい」と私は注文の変更を打診。すると、「あ、承知しました!、ノンアル巨峰酎ハイ一つに、巨峰酎ハイ四つですね」と店員のお姉さんは快諾した。最近は同じ銘柄のお酒でノンアルコールがある、缶や瓶だと直ぐばれるが、ジョッキに入れれば見た目では分からない。私は取り敢えずお手洗いに行き、店員のお姉さんが注文した品を持って来るのを見計らって、私も同時に席に向かう。そして、お姉さんがノンアルコールと口走る前に、私は彼女からノンアルコールのジョッキを受け取り席に着いた。これぞ、第二の秘奥義!、カッコウの托卵!、野鳥のカッコウは他の野鳥の巣に自分の卵を産み付けて、育てさせる習性があるのだが、お手洗いに行くふりをして、勝手に注文の変更して私の注文を忍ばせる様は正にカッコウの托卵そのものだ。「ブドウの酎ハイは甘くて飲みやすいから大丈夫、飲んでみ?」と部長は得意満面の笑みで勧める。アルコール苦手勢に取って余計なお世話だが、皆は愛想笑いをしながら巨峰酎ハイを飲み始めた。私は怪しまれない様にチビチビ飲み、ラガーメンよ、あんたが注文した品は一部差し換えさせてもらったwと内心で勝利宣言して、涼しい顔で達成感を味わう。それから、鍋も平らげて、焼き鳥や唐揚げをつまみながら、あーでもない、こーでもないと駄弁り、飲み会は宴もたけなわな感じがしてきた。ここだ・・、第三の秘奥義を出すタイミングだ!。私は意志を固め、「すいません、きりたんぽ・あんこをお願いします」と注文をする。秘奥義、鶴の御仕舞!、この秘奥義は飲み会が終わる空気をいち早く感じ取り、鶴の一声の様にデザートを頼み、その行為が飲み会の終了を意味する事を皆に伝える技だ。「本所さん、団子すきだねw」と部長は呆れながら言い、「本所さんが団子を注文すると飲み会が終わる感じがしますねw」と同期の一人も会話に加わり、「好きで悪いですか?、全くこの美味しさが分からないとは、ダメダメですねw」と私は二人に返した。

 

 数分後、私が注文した、きりたんぽ・あんこが来た。胃のコンデション、程よいアルコール摂取量、完璧だ・・、さあ、食べよう!。見た目は普通のきりたんぽ餅の様だが・・。私はがぶりと、きりたんぽ・あんこに、かぶりつく。うおっ!?、何だこれは?、まるでこれは・・おはぎ!、いや、おはぎはもち米の感触が残るが、このきりたんぽ・あんこにはそれが無い・・あんころ餅とも違う感触!、全くの新感覚のスイーツ!。私は心の中でこの初めて食べる団子の総評をする。そして、「はー幸せw、美味し、美味し」と私が呟く。「はい、本所さんも満足した様なので今日はこれでお開きをしたいと思います、えー、明日も通常通り業務があるのでよろしくお願いします」と部長が飲み会の終了を宣言した。部長の号令に従い皆は帰り支度を始め、部長は皆から徴収したお金で清算を済ませている。それから、皆で居酒屋の前に出て、部長は神妙な趣でレシートと、にらめっこしている。「あれっ?ノンアル頼んである・・?」と部長は少し驚き、私の秘奥義が破られた。

 

 

今回ご紹介する曲は、作詞作曲と編曲をかいりきベアさん、イラストをのうさんによるバグです。

 

 本曲は、パラノイアという異常な執着や妄想を抱いている状態を表す精神学用語を題材にして、親にとって都合のいい存在、優等生や良い子という存在に疑問を感じ、それ以外の何かになろうと試みた曲中の主人公が、自らを壊し再構築しようとして見つけてしまった心の闇に、異常な執着を見せ、理性と欲望のせめぎ合いの歌を初音ミクさんが歌います。

 

 本曲の題名のバグは、虫やIT用語のバグ(不具合)の意味で本曲では後者の不具合の意味だと自分は思います。本曲の意味合いとしては、恐らくですが優等生だった自分、心の闇に執着を見せる自分、どれもがバグと断罪した自己否定の意味合いを含ませた題名だと自分は思いました。

 


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 相変わらず、かいりきベアさんの曲はリズムが特徴的と言いますか、耳に残る曲調ですね!。思わず、バ、バ、バグ♪と口ずさんでしまいますねw。

 

 本曲、バグは誰もが経験している心の中にある理性と欲望のせめぎ合いを、センセーショナルな歌詞で表現して、動的な曲調で、迫真の感情のせめぎ合いを聴き手に感じさせる素晴らしい曲だと思いますので、是非!、本動画を視聴して聴いてみて下さい。

 

お借りしたMMD 

Tda様より

Tda初音ミクV4XVer1.00

 

ニコニコ大百科様より

初音ミク

 

Wikipedia様より

パラノイア