煮干しの一押しVOCALOID曲

VOCALOIDの話題や気になった事を書こうと思います

鰻への愛を説くVOCALOID曲

 

こんにちは こんばんは 煮干しです

 

 10年に一度あるかないかの猛烈な寒波の中、皆さんはどう過ごされているでしょうか?自分は部屋の暖房をガンガンに効かせて絶賛籠城中です。寒さには背に腹は代えられないので暖房を使う一択しか無いので使って電気代の請求書にびっくりして毎年、頭を悩ませてますが、何と!この度、電力会社が家庭用料金を三割ほど値上げする事を国に申請しました。申請が通ったら今年の六月から適用する様ですが夏場の冷房から冬場の暖房による電気料金に今から寒さとは別の震えが来ますよ・・ソーラーパネルで電気代の軽減って言ったって新築ならいざ知らず築何十年の家に設備投資は抵抗あるので悩ましいですよ・・何もかも値上げするこの先の生活にこの国にどれだけ耐えきれる人はいるでしょうか?重税、景気の後退、生活費の高騰、今年の夏以降から脱落してしまう人が大勢出る予感がします。それでは288曲目の紹介をしたいと思います。(物語というか怪文書は飛ばしても結構ですw)

 

 

 「それでは資料と見積が出来次第、御社に一報してから参りますのでよろしくお願いします」「失礼します」私は軽く会釈して取引先の事務所から退出した。取引先の会社の敷地から出た私は上司に報告するためにすかさずバックからスマートフォンを取り出す。「はい、先方はなるべく早く納品して欲しいそうです」「はい、早速明日に資料と見積を作成するので出来たら確認と認証をお願いします」「はい、それではこのまま直帰させて頂きます、お疲れさまでした」上司の報告が終わりスマートフォンを切ると「フー、今日のお仕事は終了っと♪」「さっ!帰ろっと!」と私は呟いた。

 

 取引先の会社から駅に行くためには商店街のアーケードを通ると早いはずだ、商店街に私は足を向けた。アーケードに入ると様々な店が並んでいる。近年の大型のショッピングモールや大型スーパーの攻勢により商店街は劣勢に立たされ、シャッター街が増えたと言われているがここの商店街はまだ活気はあるようだった。歩きながら色々な店を見ていると香ばしい香りがしてきて「いい匂い・・鰻の匂いね」と呟く、私は立ち止まりバックから手帳を出して思案を始めた。(どうしよう、鰻食べたいな・・でも、給料日前で懐が寒いし・・予定表を見ると給料が振り込まれるのは三日後ね・・我慢しようかな?いや!ここでご馳走を食べて三日を乗り切る!そう!これは私に対しての先行投資なのよ!)と半ば強引に自分を説得して鰻屋に向かった。

 

 鰻屋に入ると年季が入った女将さんが品よく「いらっしゃいませ、一名様ですか?」と接客してきた。「はい、ひとりです」と私が答える。女将さんは「カウンターでいいですか?」と聞いてきたので私は「はい」と返した。女将さんは「こちらへどうぞ」と私を案内して「一名様入りました」と女将さんが言うと厨房から「いらっしゃいませ」と掛け声がした。バックとコートをカウンターの下にある荷物入れに入れて改めて店内を見回すと使い古されたカウンターは歴史を感じられ店内の重厚な作りは店の格式の高さを思わせた。客は私以外に数人いて常連の様な感じだった。「お冷です、こちらがお品書きになります」と女将さんが店を見回してる私の前にお冷とメニューを置き「ごゆっくり、どうぞ」と言い厨房に入って行った

 

 私は早速メニューを広げ見ると普段食べている物より倍以上の値段に(げっ!高い・・確かお財布には一万円札があったよね)と動揺したが平静を装いつつお財布を取り出し辺りを見まわして、誰も見てない事を確認すると、そーと財布の中身を確認した。中には一万円札が確かにあった。(よし!あった!)と心の中でガッツポーズをして気を取り直しメニューを再び広げた。(まあ、当然、鰻重よね!問題は松、竹、梅とグレードがわかれているけど最上位グレードの松は一般庶民の私には無理かな・・梅・・いや!ここは竹よ!なんたって私は中流家庭に育ったんだから梅なんか眼中無いわw)と思案がまとまった自称中流の私は「すいません」と女将さんを呼んだ。

 

 「ご注文はなんでしょう?」と女将さんが聞いてきた。「鰻重の竹セットをお願いします」と私は伝えると「かしこまりました、鰻重の竹セットですね、調理時間に少々かかりますがよろしいでしょうか?」と女将さんが確認してきたので私は「いいですよ」と適当にオウム返しすると女将さんは「かしこまりました」と言って厨房の奥に消えた。30分ぐらい経っただろうかその頃には私以外の客はいなくなっていた。暇つぶしにスマーフォンをいじっていると厨房から私が頼んだ鰻重セットがやっと来た。(鰻重ってこんなに時間がかかるのか・・)と私は自分の無知に恥ずかしさを覚えたが目の前のご馳走に羞恥心は掻き消えた。

 

 (うまーい、こんなフワフワの鰻食べた事無いよ♪ご飯もタレが染みて美味しい♪山椒も一味も二味も違くて幸せ♪肝なんか初めて食べた♪)と舌鼓をしていると突然店内に音楽が流れ始めた。ぬる♪ぬる♪ぬる♪と奇妙で少し卑猥な音楽に私は驚いていると厨房から女将さんと鰻職人と思われる老人が出てきて「どうですか?」と二人が聞いてきた。私は「美味しいですよ!」応えたが二人は「そうじゃなくて、音楽の方です」と予想外な質問に私は「はえ?お、音楽?」と間の抜けた応答してから「いいんじゃないですか?先進的な音楽で今風って感じで」と取り繕って言うと「そうでしょう!うちの孫が店のために曲を作ってくれたんだよ」とそこから延々と孫の自慢話が続いた。

 

 孫の自慢話から解放された私は会計を済ませて店を後にした。はあ、とため息をつきながら店からもらったQRコードがプリントされている紙を私は見つめていた。なんでもこのコードにあるURにアクセスするとお孫さんの曲をダウンロードできるらしい・・その時、正面から聞き覚えがある歌詞を歌いながら青髪で大体、小学生の高学年位だろうか、ステップを踏みながらこちらに向かってきた。やはり聞き間違いではなく店で聴いた曲を口ずさんでいた少女はそのまま私とすれ違い鰻屋に入って行った。彼女がお孫さんなのだろう、期せずお孫さんの生歌声を聞いてしまった私は思わず「ヌル♪ヌル♪」と口ずさみ「鰻職人は串打ち3年、裂き8年、焼き一生だけど可愛いは一瞬で魅了するのよ!」と言い奇妙で愛らしい曲をダウンロードした。

 

 

 今回ご紹介する曲は作詞作曲は子牛さん、ピアノとマスタリングを南ノ南さん、アニメーションをぶちゃぱてぃさん、文字入れをあげはさん達によるぬるぬるうなぎです。

 

 本曲は鰻への愛をひたすら訴え続ける曲を音町ウナさんが歌います。

 

 本曲の題名のぬるぬるうなぎは鰻の愛をこれでもかと表現した題名と自分は思いましたよ。

 


www.youtube.com

 

 本曲の鰻のに対して愛は確かに自分の心に刻まれましたよw本ブログは深夜に制作していますが無性に鰻が食いたくなりましたよ・・吉野家に行こうかな。

 

 本曲、ぬるぬるうなぎは聴き手に鰻を食べたくさせる謎の力が働いている飯テロな曲なので療法容量をお守り気を付けて本動画を視聴して聴いてみて下さいw

 

お借りしたMMD 

Tda様より

Tda初音ミクV4XVer1.00

 

ニコニコ大百科様より

音町ウナ